井溝社会保険労務士事務所ブログ

2013年12月25日 水曜日

厚生労働省が9月に実施したブラック企業への重点監督の結果を取りまとめました

先日来、何回かに渡りお伝えしている、こんな話題。

厚生労働省が若者の「使い捨て」が疑われる企業等への取組を強化します(平成25年8月22日記事)

ブラック企業に関する無料電話相談の実施結果(速報)が公表されました(平成25年9月10日記事)

今日は、その続編です。


厚生労働省が今年9月に実施した、無料電話相談やハローワーク宛の相談で、過重労働に関して深刻で詳細な情報が寄せられた5,111事業所に対する、初の全国的な立ち入り調査。

これについて、厚生労働省が12月17日付けで、「若者の使い捨てが疑われる企業等(いわゆる「ブラック企業」の疑いがある企業)への重点監督の実施状況」として、調査結果を取りまとめて公表しました。


結果は、まあ、予想どおりというか・・・

相談が寄せられるような会社ばかりが対象でしたので、全体の82%に当たる4,189事業所において労働基準関係法令の違反が見つかり、是正勧告が実施されています。

このほか、この機会に新たに公開されたリーフレットに、調査結果の「概略」(と先般の無料電話相談の実施結果の「確報」)が載っています。


(※画像クリックで拡大表示、枠外クリックで元に戻ります。)









また、このリーフレット(概略)に載っていない話では・・・

立ち入り調査の現場で、残業と休日出勤の時間が最も多い労働者を確認した結果、1,230事業所において1カ月当たりの残業と休日出勤の時間が80時間を超えていたことが判明しました。

更に、このうちの6割(730事業所)では、1カ月当たりの残業と休日出勤の時間が100時間を超えていた、ということです。100時間超といえば・・・もう過労死の認定基準に該当するレベルですね。


厚生労働省としては、こうした違法過重労働がまん延している事態を重く受け止め、是正勧告に対して改善が見られない場合は、労働基準法違反容疑などで書類送検した上で、社名を公表する方針とのこと。

また、今後は常設の無料電話相談窓口も整備する方針、なのだとか。


こういった事情を鑑みると、どこの会社も、今回の調査結果を「他山の石」として、自社の働かせ方で大丈夫かどうか・・・近々一度は、労働時間管理の状況等をチェックしてみる必要はありそう、ですね。


今回の調査結果について、更に詳しい内容(プレスリリース、参考資料等)は、下記リンクに。

若者の「使い捨て」が疑われる企業等への重点監督の実施状況 | 厚生労働省



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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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