井溝社会保険労務士事務所ブログ

2013年10月 2日 水曜日

経団連から新しい「採用選考に関する指針」が発表されました

日本経済団体連合会(経団連)が9月13日付けで、これまで大学卒業予定者等の採用選考にあたり企業の行動指針としていた「採用選考に関する企業の倫理憲章」を改定し、新たに「採用選考に関する指針」を定めたことを発表しました。

また、この指針についての手引き書も、同時に定められました。


かねてから、大学生の就職活動については、大学側と政府より、就職活動の開始時期が早くて活動期間も長過ぎるため「学業がおろそかになる」との見解が示されていたところです。

とはいえ、最近は就職難と言われていまして。

そういった事情を反映しているのか、どの時期の電車にも、リクルートスーツ姿の人がチラホラと。学生さんにも焦る気持ちがあるのでしょうね。


そんな状況下、注目されていた採用選考活動の開始時期ですが、今度の指針では・・・

◎広報活動(採用目的で企業情報などを学生に広く発信する活動)については、「卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降」(従来の12月開始から3ヶ月後倒し)の開始。

◎選考活動(一定基準に達する学生の選抜を目的とする活動)については、「卒業・修了年度の8月1日以降」(従来の4月開始から4ヶ月後倒し)の開始。

・・・とされ、とりあえず、表向き「就職活動は4年生から」という話に。


一方、採用内定に関しては、従来と変わらず。
正式な内定日は、「卒業・修了年度の10月1日以降」です。


ちょっと気になったのは、インターンシップの取扱いの曖昧さ。

インターンシップは、産学連携で学生に就業体験の機会を提供する社会貢献活動の一環なので、基本的に推奨。

ただし、実施するには、採用選考活動とは一切関係ない旨を明確化しろ、とのことですが・・・実際、そんなに巧く切り分けできるものかな。


それと、従来に変わらず、罰則の設定が無いことも気になります。

守らなくても罰則無し。それで、どれだけ抑止力を発揮できるものなのか。

出来の良い学生ほど、他社に先駆けて確保しておきたい、という思いは、どの企業でも一緒ですからね。


なお、今度の指針の対象は、2016年度入社見込み(つまり、現在の大学2年生)以降の採用選考活動です。どの企業さんもご注意ください。

今度の指針の全文等は、下記リンクに掲載されています。

採用選考に関する指針 | 日本経済団体連合会

「採用選考に関する指針」の手引き | 日本経済団体連合会



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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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