井溝社会保険労務士事務所ブログ

2013年8月29日 木曜日

厚生労働省が厚生年金・国民年金の平成24年度収支決算の概要を公表しました

厚生労働省が8月9日付けで、厚生年金・国民年金の平成24年度収支決算の概要を取りまとめて公表しました。


ざっと概要(公表資料の一部)は、こんな感じでした。


(※画像クリックで拡大表示、枠外クリックで元に戻ります。)



時価ベースでの積立金の運用収入は・・・

厚生年金が10兆4,691億円。国民年金が7,291億円。

この結果、時価ベースでの積立金残高は・・・

厚生年金が117兆8,823億円(前年度末比6兆3,677億円の増加)。
国民年金が8兆1,446億円(前年度末比2,250億円の増加)。

・・・となりました。


しかし、一方で。

厚生年金(年金特別会計厚生年金勘定)の注記には・・・歳入に含まれている積立金からの受入額3兆9,015億円を除くと、差額は△3兆5,065億円。

国民年金(年金特別会計国民年金勘定)の注記には・・・歳入に含まれている積立金からの受入額4,976億円を除くと、差額は△4,700億円。

・・・とされています。

つまり、厚生年金・国民年金ともに表面上は黒字でしたが、(積立金の取り崩しがなければ)、単年度収支としては赤字だった、という訳ですね。


一応、公表資料の脚注には、「年金財政は、長期的な観点から評価すべきものであり、単年度収支決算結果のみを もって評価を行うことは適当でない」、との注意書きがなされてはいますが・・・

このままでは、先行きが楽観できません、よね。

定例保険料率引上げの影響で厚生年金の保険料収入が増えた、とか。
昨年実施の後納制度の効果で国民年金の保険料収入が増えた、とか。

まあ、いろいろと工夫はされている訳ですが・・・

それらの実施だけでは、昨今の急速な高齢化による年金受給者数の増加には、まだ対応できていない、ということですからね。


上記の公表資料の全文は、こちらからダウンロードできます。

厚生年金・国民年金の平成24年度収支決算の概要



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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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