井溝社会保険労務士事務所ブログ

2013年6月27日 木曜日

厚生労働省が平成24年の労働災害発⽣状況を公表しています

昨日、平成25年度(第86回)全国安全週間のことを話題にしましたので・・・今日は、そのままの流れで(笑)。


最近の労働災害の動向は、どんな感じなのでしょうか。


厚生労働省が5月24日付けで、平成24年の労働災害の発⽣状況(確報値)を取りまとめ、公表しました。


肝心の数値等に触れる前に、結果だけ、先に言ってしまうと・・・

平成24年は、死亡災害・死傷災害・重大災害の発生件数が「すべて増加」という、残念な結果になりました。


ということで、ここからが、気になる数値の話。

平成24年の労働災害の発生状況について、概要を見ていきましょう。
(※画像クリックで拡大表示、枠外クリックで元に戻ります。)


まず、死亡災害ついては。


○平成24年の死亡者数は1,093人で、平成23年に比べ69人(+6.7%)の増加。近年、ずっと減少してきましたが、5年くらい前から、増減を繰り返しています。

○死亡者の実数が多かった業種は、建設業:367人、製造業:199人、陸上貨物運送事業:134人の順。

○一方で、死亡者数の増加が多かった業種は、建設業:前年比+25人(+7.3%)、製造業:+17人(+9.3%)、商業:+17人(+17.0%)の順。


次いで、死傷災害については。


○平成24年の労働災害による死傷者数(死亡と休業4日以上)は119,576人で、平成23年(※東日本大震災を直接の原因とする災害を除いた数値)に比べ1,618人(+1.4%)の増加。ここ3年は、連続して(微妙に)増加しています。

○死傷者の実数が多かった業種は、製造業:28,291人、建設業:17,073人、陸上貨物運送事業:13,834人の順。

○一方で、死傷者数の増加が多かった業種は、保健衛生業(社会福祉施設、医療保健業等):+610人(+6.8%)、商業(小売業、卸売業等):+566人(+3.4%)、建設業:+300人(+1.8%)の順。


最後に、重大災害については。

○平成24年の重大災害は284件で、平成23年に比べ29件(+11.4%)の増加。この数値も、ここ3年は、連続して(大きく)増加しています。

※ちなみに、「重大災害」というのは、一時に「3人以上」の労働者が、業務上死傷または病気にかかった災害のことをいいますよ。


こうして見ていくと・・・死傷災害と重大災害が懸案、ですね。

2つの数値とも、「3年連続で増加」しているので、これに関して、厚生労働省は「極めて憂慮すべき事態」とコメントしています。


ちなみに、平成25年度は、厚生労働省が労働災害減少に向けて重点的に取り組む5年計画「第12次労働災害防止計画」の初年度。

平成25年4月から第12次労働災害防止計画が始まります(平成25年3月28日)


このため、集計結果を受けた厚生労働省としては・・・

第12次労働災害防止計画の活動と絡めて、今後は、「建設業や第3次産業」といった重点業種への対策等を強化していく、と表明していますね。



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ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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