井溝社会保険労務士事務所ブログ

2013年2月12日 火曜日

「有期契約労働者等のキャリアアップに関するガイドライン」が策定されました

厚生労働省が主導する非正規雇用問題に対する新たな取り組みが、平成25年度(同年4月)からスタートします。


そして今後、この取り組みの一環として、有期契約労働者など(※下記)の企業内でのキャリアアップ(正規雇用への転換、人材育成、処遇改善など)を推進する事業主に対する「包括的な助成制度」が創設されます。

※この「有期契約労働者など」については・・・
①正規雇用の労働者以外の無期契約労働者を含みます。
②短時間労働者(パート・アルバイト等)と派遣労働者を含みます。

いわゆる「非正規雇用の労働者」は、全部含む、という考え方で進められています。


ちなみに、これが先日の記事(均衡待遇・正社員化推進奨励金が平成25年3月31日をもって廃止予定です)でもお伝えしました、現行の「均衡待遇・正社員化推進奨励金」の代替(後継)となるはずの、包括的な助成制度の話ですね。

これについては、また制度の詳細がハッキリしてから、後日、改めて取り上げたいと思います。


さて、それでは前置きが長くなりましたが、今日の本題。


厚生労働省がこのほど、新たに「有期契約労働者等のキャリアアップに関するガイドライン」を策定しました。

サブタイトルに「キャリアアップの促進のための助成制度の円滑な活用に向けて」という謳い文言がつけられ・・・厚生労働省が今後進めていく、上記の取り組み(や助成制度)の活用に関して、事業主の皆さんに「配慮してほしい」事項がまとめられています。

ガイドラインの主な内容については、下図のとおりです。


(※画像クリックで拡大表示、枠外クリックで元に戻ります。)


【このパンフレットのダウンロードはこちら】
「有期契約労働者等のキャリアアップに関するガイドライン」ができました!

【ライドラインそのもののダウンロードはこちら】
有期契約労働者等のキャリアアップに関するガイドライン


一応、事業主が「配慮するように努めることが望ましい」事項とされながら・・・6項目ほど(本当は「その他」部分が更に3つに分かれるので、全部で8項目になります)、挙げられていますね。


近年は、非正規雇用の労働者が、若年層を中心に増加しています。

そして、その働き方について正規雇用の労働者と比べて・・・雇用が不安定である、賃金が低い、能力開発の機会が乏しい等、いろいろな問題が指摘されていますね。

そこで、今回のガイドライン制定。

先日来、公布が続いた労働契約法や労働者派遣法の改正とも、密接に関連する話題として捉える必要がありますね。


こういった世の中の事情、政府の方向性ですから・・・これからの事業主さんには、ぜひ新しい助成制度を有効活用して、非正規雇用の従業員さんの支援にも、積極的に取り組んでいただきたいものです。


なお、上記パンフレットの末尾にも記載があるとおり、非正規雇用問題に対する取り組みのスタートに先立って、この1月から一部前倒しで実施されている制度があります。

健康、環境、農林漁業など政府が重点推進する事業分野の人材育成を対象とするもので、「日本再生人材育成支援事業(非正規雇用労働者育成支援奨励金)」、といいます。

この事業(奨励金制度)についても、これからの非正規雇用問題の改善に向けた重要な話題として、後日、取り上げる機会を持ちたいと思います。



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ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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