井溝社会保険労務士事務所ブログ

2013年2月26日 火曜日

かなり有名な会社でも補助金不正受給で挙げられています

最近、ちょこちょこと目にする、大手企業の不正に絡むニュース。


今日の話題は、あの富士重工業(自動車メーカーの「スバル」)が、経済産業省からの補助金を不正受給していたという件(の、その後)です。

もう既にいろいろな媒体でも報道された話題なので、きっとご存知の方も多いことと思います。


不正事案の発生そのものは、昨年2月に経済産業省から公表されましたが、その後、実態把握のための調査が進められていました。

そして、この1月末付けで経済産業省から、上記の調査が終了し、不正受給を行った補助金等(総額295,575千円)が確定。これを富士重工業から返還させ、補助金交付停止等の措置を講じた旨が公表されました。


【経済産業省のプレスリリースはこちら】
富士重工業株式会社による補助金等の不正受給に対する措置



では、この案件。どんな事情だったかというと・・・

富士重工業の中に、エコテクノロジーカンパニークリーンロボット部という部署があって、ここが平成18〜22年度に経済産業省から清掃ロボット等の開発事業(補助金等受給総額314,711千円)を受託しました・・・その後、事業の成果物としての清掃ロボット等は確かに開発されていたのですが、一方で、架空取引や水増し請求(受発注書や作業記録等の改ざん)の事実が発覚したことから、受給総額の大半(295,575千円)が不正受給とみなされた・・・ということだったみたいです。


もう公表されている資料なので、多分、載せてもいいんだとは思いますが・・・これが不正受給額の一覧。

本当に受給額の大半(というか、ほとんど全部ぐらいの感じ)ですね。
(※画像クリックで拡大表示、枠外クリックで元に戻ります。)

ここで、ちょっと。
上図をご覧になって「あれっ?」と思われた方、いらっしゃいませんか。


そうなんです。不正受給が確定したのは、経済産業省からの補助金だけではなかったのです。

上図の下段にしっかりと載っていますが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)という機関からの補助金についても、802,596千円が不正受給とみなされました。


このほか、上図に載っている以外でも、実はありましてね・・・
科学技術振興機構という機関からの補助金についても不正受給あり。
・・・という風に、話がどんどん膨らんで(笑)いく訳です。


最終的に、不正受給総額だけで、約10億円。
これに金利や加算金を含めた返還額にいたっては、約13億円に上る、という着地になりました。


一部報道では、「不正受給した資金は、担当者が私的に流用していた」というような話がありましたが、額が額ですよ(笑)。私的、といっても何に使うんですかね。

あのスバルがねぇ、何を思い誤ったものか。


先日の記事「サンゲツが下請代金支払遅延等防止法の違反で挙げられています」、でも書いたことですが・・・

こういう質の悪いニュースで、社名がデカデカと公表されてしまうと、いくら大手企業であっても、いくら良い商品を作っていても、それだけで「信用ガタ落ち」です。気をつけないと。

日本では昔から、「人の振り見て、我が振り直せ」と、よく言いますね。
他の大手企業さんは、大丈夫でしょうか。




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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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