井溝社会保険労務士事務所ブログ

2012年11月15日 木曜日

東京都が平成24年度上半期の労働相談状況を取りまとめました

東京都の労働相談件数が、引き続き高い水準で推移しています。


先月29日付けで、東京都産業労働局は、今年度上半期(4月1日から同年9月30日まで)において、都内6か所の労働相談情報センターで受付けた労働相談の状況を取りまとめ、公表しました。


公表の概要は、以下のとおりです。

①相談件数は引き続き高水準
半期で受付けた労働相談件数は、実に27,041件を記録。
前年度同期(26,032件)対比で3.9%も増加しています。


②最も多かったのは「退職」に関する相談
「労働条件」に関する相談が、全体の64.5%を占めました。
相談項目では、トップが「退職」の11.2%。以下「解雇」9.7%、「職場の嫌がらせ」7.6%、「賃金不払」7.2%、「労働契約」6.8%、と続きます。


③「職場の嫌がらせ」に関する相談が大幅増加
相談項目別で見ると、「職場の嫌がらせ」に関する相談は、前年度同期対比で21.5%も増加しているのが目立ちました。


④メンタルヘルス不調者に係る相談件数が大幅増加
メンタルヘルス不調者に係る相談件数が、実に3,174件を記録。
前年度同期(2,529件)対比で25.5%も増加しています。
メンタルヘルス不調者の労働相談項目では、「職場の嫌がらせ」が14.4%で最多でした。


【もっと詳細な数値(PDF)はこちら】
労働相談の状況(報道発表の参考資料:東京都産業労働局)


項目別では、以前は解雇・退職に続いて、賃金に関する相談が、もっと多かったように思いましたが・・・

今回公表された数値をみると、職場の嫌がらせに関する相談が大幅に件数を延ばすなど、ストレスの多い昨今の職場環境(これはもう世相ですね)を反映したものになっていますね。


相談する人(その多くは労働者・従業員です)がそれだけ増えているということは、あるいは、そういう項目(
嫌がらせやメンタル系)についての相談が増えているということは・・・

昨今の職場には、それらに関連して労務問題に発展する火種が、特に今回の調査結果でみると、パワーハラスメントの防止に関する課題、がそれだけあるということを示しています。


このため、事業主の皆さんは、今後、社内の制度や規定類について見直しをおこなう際には、ぜひ、その辺の項目を中心に目を配りつつ、ストレスの多い昨今の職場環境に対応したものとしていく必要がありそうです。



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ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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