井溝社会保険労務士事務所ブログ

2012年9月11日 火曜日

9月分給与の計算事務は保険料率の変更等に注意しましょう

毎年のことながら、厚生年金保険の保険料率が、今月から改定されます。

平成24年8月までの保険料率は、164.12/1,000でしたが・・・
平成24年9月からの保険料率は、167.66/1,000(
3.54/1,000引き上げ)に変更されます。
なお、保険料の負担は、これまでと同様、労使折半で変わりません。


また、厚生年金保険の標準報酬月額も、同じく9月分の給与から、算定基礎届に記載して7月に年金事務所に提出した報酬月額に基づき決定された額(
おそらく先日、年金機構の事務センターから額の決定通知が届いていると思います)に変更する必要があります。


これらの変更については、実務上、当月分の社会保険料(健康保険料と厚生年金保険料)を翌月分の給与から控除する、いわゆる翌月控除の取り扱いとしている事業所がほとんどだと思われますので、9月分の給与を計算する際に(来月の計算事務において)変更を忘れないよう注意してください。

万が一、気が急く方の事務担当者さんの場合、今月の計算事務(8月分の給与計算)で変更してしまうと、8月分の請求額と控除額が合ってこなくなりますので(笑)。

一方で、当月分の社会保険料を当月分の給与から控除する、いわゆる当月控除の取り扱いとしている事業所もあろうかと思われます。
そういう事業所は、ちょっと忙しいのですが、今月の計算事務において早々に変更する必要がありますね。


なお、厚生年金保険の保険料率は、平成16年の厚生年金保険法の改正により、平成29年まで毎年改定(要は、定率で徐々に引き上げ)されることになっています。

ちなみに、一般被保険者等(坑内員・船員以外の被保険者)の保険料率は、毎年、3.54/1,000ずつ引き上げられ、平成29年9月以降、183.00/1,000に固定されることになっているところ、給与総額に占める保険料負担の割合は大きいですね。

しかし、現在の保険料納付率や年金に対する意識の低さなどを勘案すると、この引き上げスケジュールに則った保険料収入で、将来の年金給付をずっと賄っていけるのか否か、不安が多いところです。

保険料負担の増加は、すなわち、若年者層の働く意欲を低させることに大きく関係してきますので、今後、保険料率引き上げのリスケジュール案や継続案の話題が出てこないことを祈りましょう。



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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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