井溝社会保険労務士事務所ブログ

2012年7月 9日 月曜日

社会保険の算定基礎届の提出は済みましたか

毎年、労働保険の年度更新のほかに、7月10日頃を提出期限とされている届出があります。
社会保険(健康保険と厚生年金保険)の「被保険者報酬月額算定基礎届」です。もう届出は済みましたでしょうか。


日本の社会保険制度では、被保険者が1人でもいる事業所は、毎年1回、その年の9月から1年間(翌年8月まで)の標準報酬月額を決定する目的で、7月1日現在のすべての被保険者について、この算定基礎届を管轄の年金事務所宛に提出することになっています。
また、これよって決定された標準報酬月額がその年の9月から1年間、事業所が納付する保険料、被保険者の給与から控除する保険料などの計算の基礎となりますので、かなり大事な届出ではあります。

ただ、この届出・・・先日当ブログでも書いたように「支払いベース」の決めがあるので、6月に支払われる給与の額が確定してからでないと書類が作れない性格のものです。
このため、提出期間が毎年、7月に入ってすぐから10日頃まで(休日の関係で多少ずれます)と狭く設定されていて、日程的に忙しいです。


ところで、最近は人事労務関係の手続きも電子化が進んでいますが、この手続きだけは、まだ郵送の方が便利という印象があります。
なぜでしょうか?

この届出の場合、電子申請する前に一旦、PCのローカル環境でCSV形式の添付用データファイルを作成する必要があるからです。ログインして直接打ち込む形式の電子申請と違って、ひと手間多いのです。
まあ確かに被保険者の多い事業所ですと、一括のCSVデータの方が使い勝手が良い面はありますが、逆に被保険者の少ない事業所ですと、そういうひと手間が面倒くさいですよね。
このため、小規模な事業所は、さっさと紙ベースで作成して、郵送してしまった方が簡単です。

また、この届出には、被保険者報酬月額算定基礎届総括表と被保険者報酬月額算定基礎届総括表附表(雇用に関する調査票)という、よく似た名称の書類が2つ、添付書類として求められるのですが、前者は単体でも電子申請できるのに、後者はそれができません。届出の注意書にも「これだけ別送せよ」と書いてあるんですね。まあJPEGファイルにして届出に添付してしまう手はあるのですが、それにしても、ひと手間多いので・・・「だったら最初から全部一緒に郵送でいいじゃない」という話にになりますよね。ちょっと愚痴っぽいので、この辺で止めておきましょう。


一方、年金事務所は、労働基準監督署などに比べると優しい役所です。
それでも最近は、年金記録確認の問題でだいぶ取沙汰されましたので、今まであまり熱心ではなかった(手が回らなかった?)事業所調査にも力を入れています。
このため、被保険者が1人でもいる事業所は、忘れずに期限を守って正しく届出を行っておきましょう。

なお、この事業所調査において何か指摘を受けたとか、年金事務所からよく判らない書面が届いたとか、そういう事業主さんは、当事務所まで一度ご連絡ください。当面の処理と今後の対応まで、広くご相談に乗らせていただきます。



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ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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