井溝社会保険労務士事務所ブログ

2012年7月 5日 木曜日

労働保険の年度更新は済みましたか

そろそろ労働保険の年度更新の期限が近づいてきました。
平成24年度の申告・納付期限は、来週の7月10日(火)です。


労働保険というのは、労災保険と雇用保険のこと(それを合わせた呼び方)です。
日本では労働保険の保険料は、毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間を単位(保険年度)として計算・納付する決まりになっています。
このため、従業員を1人でも雇用している事業主は、毎年1回この時期に、前年度の保険料を精算するための確定保険料の申告・納付と一緒に、新年度の保険料についても概算で申告・納付を行う必要があります。これが「年度更新」の手続きです。


では、年度更新の手続きについて、注意すべき点をいくつか。

まず、年度更新は前年度の保険料を毎年1回精算するものですから、仮に退職等何らかの理由によって雇用している労働者がいない状況でも、前年度に概算で申告・納付してある保険料の過不足を精算しなければなりません。
このため、現時点ではいなくても、前年度途中の労働者がいた日までの保険料については、確定申告(年度更新の手続き)を行う必要があることをお忘れなく。


また、年度更新の申告書を作成する際は、保険料の算定基礎となる賃金額を会計的な「発生ベース」で集計する点にも注意してください。つまり、いつ支払ったかではなく、単純に前年の4月分から今年の3月分までの賃金を合計したものを使うということです。
この点、なぜ注意が必要かというと、毎年同じ時期に届出を要する社会保険の標準報酬算定基礎届の方が、保険料の算定基礎となる賃金額を「支払いベース」(4月・5月・6月に実際に支払われた報酬額)で集計する決まりになっていて混同されがちだからです。


そして、最後にもうひとつ。従業員を雇用している事業主は、仮にその時々の資金繰り等によって保険料の納付が困難な場合でも、または納付額が発生しない場合でも、会社が労働保険の適用事業所となっている以上、申告書の提出だけは必須です。
これの提出を怠る(提出期限を過ぎたり、提出しなかったりする)と、たいがい所轄の労働基準監督署から督励の電話がかかってきますが、場合によっては直接訪問されたり、提出を遅延していた期間に見合う追徴金(納付すべき保険料等の10%)を課されたりすることがあるので注意してください。


まだ申告・納付期限まで時間はありますので、「まだ申告書を提出していない」という事業主さんは、どうぞお急ぎください。

一方で、「人手が足りず、どうも期限には間に合いそうにない」という事業主さんは、ぜひ当事務所までご連絡ください。
これからでは遅すぎるということはありませんし、万一期限を過ぎてしまった場合でも、今回の年度更新と今後の対応まで含めて、広くご相談に乗らせていただきます。



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ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

中小企業の労務管理のこと、資金調達のことなら何でも。
経営者の良き相談相手、井溝社会保険労務士事務所です。

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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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