井溝社会保険労務士事務所ブログ

2012年7月26日 木曜日

中小企業定年引上げ等奨励金をご存知ですか

中小企業定年引上げ等奨励金というのは、中小企業向け高齢者雇用の助成金のひとつです。

「いつまでも働ける職場つくり」を制度の狙いとしていますので、対象となる中小企業が、従業員のうち希望者全員を対象とした定年引上げ等の制度(65歳まで働ける制度、70歳まで働ける制度など)を導入した場合に、その導入した制度に応じて一定額(20万円〜120万円)が支給されるという助成金です。


【対象となる要件】 次のいずれにも該当する場合が対象となります。

1.雇用保険の適用事業所となっていて、定年引上げ等の制度を実施した日において常用被保険者の数が300人以下の事業所。

2.制度の実施日から起算して1年前の日から当該実施日までの期間に高齢法第8条及び第9条違反がない(つまり、60歳以上の定年を定めていること、同法に基づく高年齢者雇用確保措置義務年齢以上の定年か継続雇用制度を定めていることが就業規則等により確認できる)こと。

3.平成24年4月1日以降、就業規則等により、①65歳以上への定年の引上げ、②希望者全員を対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入、③希望者全員を対象とする65歳以上70歳未満までの継続雇用制度と同時に労使協定に基づく基準該当者を対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入、又は④定年の定めの廃止、のいずれかの制度を導入していること。

4.奨励金の申請日の前日において、1年以上継続して雇用されている60歳以上の常用被保険者が1人以上いること。


【支給額】
下表のとおり、導入した制度に応じて一定額(20万円〜120万円)が支給されます。法改正にともない、平成24年4月1日以降、支給額が一部見直されていますので注意してください。
また、労働時間の多様性を設ける制度(高齢短時間制度)を併せて導入した場合は、これに一定額を加算して支給されます。




ところで、この中小企業定年引上げ等奨励金。
申請に関する相談、申請手続きなどの窓口が、各都道府県にある高齢・障害者雇用支援センター(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)とされています。ハローワーク(職安)経由で申請する他の助成金とは、ちょっと違いますので注意してください。

また、法改正にともない平成24年4月1日以降、希望者全員を対象とした65歳以上70歳未満の継続雇用制度「のみ」を導入した場合の奨励金は、廃止されてしまいました。これにも注意してください。


なお、中小企業定年引上げ等奨励金に関するご質問のほか、中小企業向けの高齢者雇用の助成金に関して分かりにくいところは何でも、お気軽にお問い合わせください。当事務所では、助成金のプロが対応させていただきます。



****************************
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

中小企業の労務管理のこと、資金調達のことなら何でも。
経営者の良き相談相手、井溝社会保険労務士事務所です。

下記よりどうぞお気軽にお問い合わせください。

****************************



投稿者 井溝社会保険労務士事務所

カレンダー

2015年2月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28