井溝社会保険労務士事務所ブログ

2012年7月19日 木曜日

就業中の熱中症に注意しましょう

関東地方もやっと梅雨が明けたみたいですね。


これから暑さが本格化します。
事業所と従業員の皆さんは、就業中の熱中症に十分注意しましょう。


例年、梅雨明け直後のこの時期は、夏の暑さが本格化する一方で、体が暑さに十分慣れていないことから、熱中症の発症が特に警戒される時期です。

東京労働局のまとめによれば、熱中症は、主に建設現場、警備・交通誘導、屋外の営業・配送、工場内、炎天下や湿度の高い作業場などの環境において発症が多く、熱中症による労災認定を受けた労働者数は、東京管内で1,000人弱(平成23年度集計)に上ります。
また、最近は上記に限らず幅広い環境において発症する事例が見られますので、屋内作業の環境でも注意が必要です。


熱中症とは、高温多湿の作業環境と作業強度(身体にかかる負荷)がともに高いか、または、どちらかが高い状況下で、体内の水分・塩分バランスが崩れたり、体温の調節機能が失われ体温が上昇することにより発症する身体機能障害のことです。熱中症の中には、手遅れになると死亡に至る危険性がある熱射病などが含まれます。

熱中症が発症し易い環境(高温多湿の作業環境)としては、炎天下の作業場、湿気が多く蒸し暑い作業場、風通しが悪い作業場、透湿性・通気性のよくない服装などが挙げられますが、これらの環境に加えて、そのときの労働者の健康状態(体調など)が発症要因のひとつです。
このため、事業所は、睡眠不足・前日の飲酒・朝食抜きの労働者、日頃から糖尿病・高血圧・心臓疾患などの既往症がある労働者、高齢の労働者などについて、高温多湿の環境下で就業させる場合には注意が必要です。


これらのことから、事業所として取り得る熱中症の予防対策は、次の3つです。

1.作業場の日除けや通風をよくする、作業中は適宜散水する、作業場近くに涼しい休憩場所を設ける、透湿性・通気性の良い作業服を選ぶなど、環境面の対策。

2.水分と塩分補給の時間を確保する、作業休止時間などを確保して高温多湿作業場での連続作業時間を短縮する、徐々に暑熱環境に慣れられる作業管理を行うなど、作業面の対策。

3.健康診断結果などにより労働者の健康状態をあらかじめ把握しておく、健康状態の確認のため作業中の巡視を定期的に行うなど、健康面の対策。


夏場の事業所は、まずは上記の予防対策を怠らないことが大切です。
しかし、万一、労働者に熱中症の予兆が見られたときは、医師の診断(救急車など)を手配すると同時に、すぐに涼しい日陰や冷房が効いている部屋に移し、水と塩分を採らせる、扇風機の風に当てて体熱の放散を助けるなどの応急処置をとりましょう。発症者に対しては早期の処置が大切です。



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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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