井溝社会保険労務士事務所ブログ

2012年7月18日 水曜日

精神障害の労災認定が過去最高です

先月、厚生労働省がとりまとめた平成23年度の「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」の調査結果によると、精神障害に関する労災の請求件数は1,272件(前年度比91件の増加)で、3年連続で過去最高を更新しました。
また、支給決定件数も325件(前年度比17件の増)で、過去最高を記録しました。


この数字を見ると、最近では、従業員が発症した精神障害が、「業務上疾病」として認定される事例が増えてきたことが判ります。

また、事業所が比較的普段から気に掛けている、いじめやパワハラなど顕著で分かり易い要因よりも、仕事内容や仕事量の変化など本人にしか解らない、周りから見えにくい要因が上位に入っています。
このため、これからの事業所は、従業員の安全面・健康面への普段からの配慮に加えて、転勤、配置転換、休職からの復帰時など環境変化をともなう場面にも注意を払い、職場のメンタルヘルス対策に取り組んでいく必要があるようです。


なお、以下が「精神障害に関する事案」についての調査結果の詳細です。

1.業種別の大分類では、請求件数、支給決定件数ともに、「製造業」(216件、59件)が最多で、「卸売業・小売業」(215件、41件)、「医療、福祉」(173件、39件)の順で続きます。また、中分類では、請求件数は「医療業」(94件)、支給決定件数は「総合工事業」(22件)が最多でした。

2.職種別では、請求件数は「事務従事者」(323件)、支給決定件数は「専門的・技術的職業従事者」(78件)が最多でした。

3.年齢別では、請求件数、支給決定件数ともに「30〜39歳」(420件、112件)が最多で、「40〜49歳」(365件、71件)、「20〜29歳」(247件、69件)の順で続きます。

4.出来事(発症要因)別では、「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」(52件)が最多で、「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」(48件)、「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」(40件)の順で続きます。



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投稿者 井溝社会保険労務士事務所

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